このごろ、毎日のように「なにか」で行き詰まっています。
行き詰まるのはもう日常茶飯事になってきました。
さかのぼること
この3D人物を作ろうと思ったところから「それ」は始まったのです。
3D人物をどうやって作ったらいいのかわからなかった
どこの本にも書いていない!
WEBにも情報がない!
日本では多分、大手ゲーム会社の一部の社員か、
3Dプリンターを扱う業者の中でも技術が優れている方しか
リアル3D人物の作り方を知らないと思います。
あなただったらそんな時どうしますか?
私はありきたりですが、ネットで小さな情報を収集しました。
- 100台のカメラで撮影するフォトグラメトリ を使うということはわかった。
- ソフトで3Dにすることはわかった。
- そのソフトの使い方も日本語訳のページがあったから救われた。
- 10枚くらいの写真を3Dにすることはなんとかできた。
ここまでをさらっと書きましたが、いろいろな実験がありました。
ものすごい機材にお金かけましたから。
その話はまたの機会にお話しします。
その実験のおかげで
100台で撮ったらなんとかなるんじゃないか。
いや、100台で撮らなきゃいけないのだ。
という考えにたどり着き、
3D人物制作の決断をしたわけです。
フォトグラメトリ の撮影料金の壁
数年前、とあるフォトグラメトリ のスタジオに見積もりを依頼しました。
出てきたのは何パターンかあったのですが、
撮影だけで300万円。
え
3D完全素材化まで入れたら1000万円。(だったと思う)
え えっ
私の見積もり依頼が何百体だったかは忘れましたが、
非現実だと思いました。
ここで
こりゃダメだ
と停滞してしまったんですよね。
3D人物のテクスチャの壁
気を取り直し、ZBrush をDVDで練習しました。
そして安い3Dスタジオを見つけて、
まず自分を一体撮影してもらいました。
それを持ち帰ってZBrushで作るのですが、細かいところがわかりません。
形はなんとかできるようになったのですが、
どうやってテクスチャを貼り直すのでしょうか。
その壁はなんだかんだやっていたら乗り越えられました。
それがわかった時の私の喜びといったら・・
夜、思わずうれしくて近所を出歩いてしまいました。
モチベーションの壁
使いたい3Dスタジオが改装するとのことで
一年間待たされてしまいました。
そこでモチベーションが下がり、
ZBrush も使わないのでおぼろげになっていきました。
結局撮影は一年後やりましたが、人物切り抜き素材の発売に忙しく、
放置状態でした。
スタジオのスタッフの方に急かして申し訳なかったです。
もうやらねばと3D人物に取りかかりましたが
3Dモデルはできても問題はテクスチャです。
このころも「わからない」続きでした。
テクスチャの開き方と
テクスチャを修正するやり方を
色々実験しまして
今のやり方を構築しました。
色々海外のサイトを参考にやりましたが
最後は
自分のやり方を編み出すのが一番です。
今日の壁
3Dソフト(3dsMaxとCinema4D)でのデータ作成が最近の壁です。
「今日の壁」をお話ししましょう。
3dsMaxはテクスチャを指定すると絶対パスになってしまうのです。
相対パスじゃないと私以外のパソコンで3D素材使ったら
テクスチャの紐付けが外れてしまいます。
どうやって相対パスにするのか???
スクリプト書けだの出てくるので
嫌になってきました。
そんな時は一旦放置です。
すると次の日にはコロッと解決できたりします。
なんだかんだ、触っているうちにできました。
このパターンが最近の毎日です。
- わからない
- いったん放置
- わかった
若い人はヒョヒョイとやってしまうのでしょうが
そうはいかない私は一旦放置です。
結論で言えばネットのおかげ
ほとんどの壁はネットでどうにかなっていることに気づきます。
完璧な答えは載っていなかったりするのですが
ヒントはあったりします。
すごいですよね、
私一人っきりで
周りに教えてくれる同僚もいなくて
友達もいなくて
なんとかなっている。
「Google先生」のおかげです。
多分これからも行き詰まるでしょう
明日はまた違う問題に行き詰まっていることでしょう。
私の行き詰まりなど
ちっぽけなことです。
それの繰り返しで商品化されるのです。
あきらめないってことが大切ですね。