無料3Dモデルの人物、なぜ日本人がいないのか

フリー3Dモデルの人

フリーの3Dモデル(人物)がddd.pinkでダウンロードできます。

建築CGや3DCGで使用できるデータです。

建物や背景3Dに人モデル配置すると

光と影も3Dで表現されます。

人物切り抜きとは違い、

建物の光源との違いで違和感が出にくくなります。

無料3D人物素材はこちら

リアルな人の3Dモデルには種類がある

今から4年前にリアルな女子高生を制作したTELYUKA(テルユカ)

3D業界の方はみんなご存知だと思います。

リアルな女子高生です。

題材が良いです。

ピュアな感じ満載なところがインパクトあります。

しかし、この3D人物はアトリエブラウンの作り方とは全然違うやり方です。

  • まず、一からモデリングしているという点(架空の人物)
  • 一つ一つ部品として分かれているという点

目玉、髪の毛、洋服、靴など全部分かれています。

それとは違いアトリエブラウンの人物は

  • 実際の人物を100台のカメラで撮影しているという点
  • 一枚のテクスチャだけで(PBRなし)それらしく見える軽いデータ。

このような違いがあります。

TELYUKA(テルユカ)さんの方は細部までこだわりのある作品ですから

いわば 芸術 の域だといってもいいでしょう。

それに比べて3D人物素材は実用向け、いわば部品です。

日本でのフォトグラメトリ 状況

約100台のカメラで撮影して3Dにするという手法はフォトグラメトリ と言われます。

その手法はもう随分前にどこかの大学教授が発表していたのを覚えています。

前からあったのにその手法を商業的に使ったのは映画業界なのでしょうか?

その業界にたずさわった方が3D人物素材をやり始めたようです。

アメリカとヨーロッパでは盛んにモデルサイトが作られましたが、

日本ではどうでしょうか。

日本でフォトグラメトリ を取り入れたのは大手ゲーム業界です。

サッカーゲームでリアルなサッカー選手が出て来たりするのは

まさにフォトグラメトリ を使っていますね。

フォトグラメトリ は3Dプリンターサービスでも使われています。

ロフトで3Dプリンターをやっているところに行けば

100台のカメラスタジオがあるはずです。

そして今秋、サイバーエージェントが

フォトグラメトリ のトラックを発動しました。

THE AVATAR TRUCK

先日、文京学院大学のイベントで見てきました。

かっこいいです。

意外でしたが、SONYのカメラでした。

中を見ましたが、全身ではなくて主に上半身用ですね。

このように3Dスキャンはこれからも進化していくでしょう。

リアル3Dモデルが日本で出なかったわけ

3Dモデル無料人物

ではどうして日本では出遅れたのでしょうか。

まず、

  • 日本人モデルの市場の狭さ
  • 非常に手間のかかる工程数と技術がオープン化されていない
  • 肖像権をクリアしてのデータ作り

ということで誰もが二の足を踏んでいたのではないかと思います。

市場の狭さなのですが、

欧米では3D人物モデルを使うのが主流で、販売サイトもいろいろあります。

しかし、日本人を欲しがっているのは今のところは日本の建築CG業界。

それも建築CG業界の一部の大手だったりします。

小さなところはペタペタ貼り付ける人物切り抜きで十分だというのを販売者として体感しております。

我が国、実は3D人物モデルへの導入が遅れている現状です。

あと厄介なのが、肖像権。

「半永久的」に使われていくデータは実は厄介です。

プロのモデルはまずNGです。

アマチュアで綺麗な人を見つけてくるしかないですね。

そのような状況ですが、

アトリエブラウンは「3D人物モデル」に

挑みます。

将来は建築 CGだけでなく違う分野も必要となってくるでしょう。

ということで

3D人物モデルをどうぞよろしくお願いいたします。

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