アトリエブラウンの遠藤です。
毎日和食3Dと向き合っているワケですが、もうすぐ脱出できそうです。
私以外のスタッフはもう和食以外の次の仕事をやっていますね。
さて、このページの画像は全てフォトグラメトリ で3D化した和食3Dです。
デジタルデータは限りなく無料に近づく
まず、3Dモデルの状況をお話ししたいのですが、、、
ほどんどのデジタルデータというものは、
限りなく無料に近づいていくという話をどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
3Dモデルの分野でいえば、プロもアマも3Dモデルを作り、小遣い稼ぎで出品するとしても
そのうち飽和状態になって、値段は崩れていくと思われます。
3D以前のイラストや写真のフォトストックをみれば、わかります。
どんどん値段は下がり、無料のサイトまで出てきて、それもそこそこ使えるレベルだったりします。
3Dモデルでいうと、海外ではもう無料でこのレベル!
というのがちらほら出てきたりします。
まあ、使う側としては天国な時代の到来です。
私がやっている、フォトグラメトリ の3Dモデルはまだ新しい方です。
しかしすぐ誰でも手がける技術になるでしょう。
無料は無料ではない
少し話がそれますが、、
制作者側としては、
無料で出していても、実は儲かっていることがあります。
代表的な例としては
いらすとや さんは猛烈に日本中でタダで使われているイラスト素材ですが、
アフィリエイト系で儲けを得ていると思われます。
弊社でも無料の樹木素材を出していますが、
長期にわたってもうかっています。
アフィリエイトでもなんでもなく。
どうやってもうかっているか・・
実はいろいろな契約を結べる道筋があります。
そのほかの利点として、無料は検索順位が上がり、他のサイトにも波及効果があります。
だから無料素材を作るときは目の前の「お金」を意識してはいけません。
鉄則です。
長期にわたる「価値」を意識するのです。
・・・ということで、今私たちがやっていることは
目の前のお金は無視して、
価値をコツコツ積み重ねているのかもしれません。
もし無料素材でもやろうかな、と思ったそこのあなた!
他の収入源があった上で、
余暇を充実するための趣味として楽しんでやることをオススメします。
そういうモチベーションの方はそのうちすごいことになると思います。
なぜ和食?
なぜ和食を作っているか、の答えは簡単です。
自分の国の食べ物は他の国には掘り下げられないという強みがありますから。
例えばパンの3Dだと、
世界各国にパンは存在するので、極端にいえば70億人全員作ることができるとして、
和食だったら日本の国、1億人しか作れませんよね。
海外サイトでも寿司3Dを作っていますが、ほんの少しの寿司だけで、
和食を掘り下げるほど作られていません。
そのことを踏まえ、和食は是非やりたい分野です。
素材の需要のことを考えると、国内需要になってしまいますが・・
素材データ屋は爆発的に増える現実
副業解禁も理由の一つですが、
世界全体で見回すと、
大手の企業さんと、個人のクリエイター(個人ネットワーク)
という2極化はもう始まっています。
日本の状況はと言うと、みんながPCできる、副業したい、
のエネルギーが噴出していて、
ココナラが大盛況です。
デザインものは値崩れしまくりです。
チラシデザイン5千円、レベルもまあまあ、の世界です。
今、blenderの初心者が雨後の筍のようにうじゃうじゃ出てきていますから、
数年後、すごいことになっていると思います。
その数年後、頭ひとつ飛び出すにはどうすればいいのか。
いろいろな手段がありますので、詳しく知りたい方は思考系の本でもどうぞ。
この先回りする思考は
クリエイター全員必要ですね。
ブレない心
ものすごい情報量の海につかってしまっていると、
陥りやすい現象が起きます。
出だしのクリエイターに限れば、
「お金」「流れ」
にとらわれるということ。
誰それが200万月収いきました〜!
なんて記事を見ると、
よっしゃ私も。
と思うでしょうが、
ちょっと待って。
どうせその流れについて行ったって、いろんな意味で、負けます。
一番良いのは自分の原点に戻ること。
自分は一体何が好きで、どんな世界を自分の中に持っているのかということ。
好きな分野を徹底的に掘り下げて自分の世界を構築する。
誘惑があってもブレさせない。
そして市場も見極める。
できれば無双状態を目指すこと。
楽しむこと。←これ結構言われてますが、実践者はどれだけいることやら
すると、
お金も、ファンも、チャンスも
勝手に
ついてきそうです。